多少耳を引きちぎる話

ネットで拾った一言いいたいネタを吐き出すブログ

子供の自殺は自殺ではありません、大人達による他殺です

 

現在の日本教育はこれから起こるであろう時代の変化を全く考慮に入れておらず将来子供達を殺すことは明白です。全員同じ回答を暗記し自分独自の意見を考えたり経験を選択する余地を奪う、これはロボットのプログラミングと同じです。

しかし人間ですからロボットと同じことをロボットより正確にこなすのは不可能、最初から負けの決まっている学習に人生の貴重な時間の大半を無駄にしています。

 

まさに自殺教育です。

 

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(教育の問題)

 未だに子供をテストの点数で評価している大人達は将来人工知能にどんな仕事をどれくらい奪われるかご存知ですか?すでに人工知能労働市場淘汰は始まっています。日本は比較的開発が遅れていますが時間の問題です。これは能力や就労意欲でどうにかなる問題ではなく、想定されている失業者の割合を考えると日本全体の消費が急激に鈍足化し職に就いている人でさえ給与を維持できず経済悪化は目に見えていますので国は最低限所得保障制度を導入せざるを得ないでしょう。失業率と犯罪率は相関関係にあります、どちらにしろ失業者を放置したツケは就労者が支払わされます。その時子供は何に価値を見出しどうやって生き甲斐を見つけていくのでしょうか。少なくとも学校で習う知識では見つけられません。

 

また、塾や習い事に通わせるなど子供にできる限りの機会を与えたいのが親心でもその結果は子供に委ねる他ありません。結果を強制するのは立派な人権侵害です。日本だと子育ての話になった場合何故か一方的に母親だけ批判される傾向があるので補足しておきますが、子育てに母親と同等の責任を負わない父親の方が重罪です。

日本に限らず学歴社会ならどの国でも子供に「優秀さ」を強制する親は一定数存在します。特に欧米は自他の線引きをはっきりさせる文化なので明らかに誰が見ても子供を苦しめるような強制をしていても、違法でなければ他人は口出しもできずかなりの負荷がかかったまま成長し重大犯罪に走るケースもあります。

いくら数字で高評価を得たところでマシンはテストに合格しても人間は育ちません。学校や塾が子供を点数で評価するなら子供を人間として評価できるのは家庭だけです。学校で教えているのは実利スキルでも何でもありません、結局人間性を育てなければ社会に出てもうまく生きれないのです。

 

 

 (人権意識の問題)

日本全体の自殺者は減少傾向にありますが未成年女性の自殺は増加しています。「JS」「JC」「JK」「JD」と言えばアイドルやポルノ、映画や漫画などのフィクションも含め一番メディアに「モノ」として扱われている世代だからでしょうか。大人が一丸となりひたすら外見的な要素を寄ってたかって持ち上げ「モノ」性を強調しています。みなさん殺人犯である自覚が足りないようですね。子供は社会を知りませんからメディアに洗脳されやすいのです。

 

「直接危害を加えていないから児童ポルノアニメや漫画は大丈夫」子供が児童ポルノの存在を知ることで「自分達はモノとして見られている」と根本的な人間の尊厳を失ったまま成長していくのは問題無いとおっしゃるのですね。「日本は安全な国」とは己惚れです、子供を自殺に追いやるような社会を作っている大人に責任があります。少しくらいは加害者である自覚を持ちましょう。大人が責任を負わなくて誰が責任を負うんですか?子供に責任を負わせた結果が未成年自殺者の増加です。社会の歪みのしわ寄せが子供に向かっているだけです。事実は改善どころか悪化しています。

 

 (いじめの問題)

子供の頃周囲でいじめを見なかったので正直この問題に関しては現実感を持っておらず大して言及できないのですが、いじめの元凶は家庭での子供に対する抑圧、つまり大人です。では家庭で子供を抑圧する大人は何に抑圧されているかというと社会です。つまりいじめはただの社会の縮図です。一人一人の大人が変わらなければ何も変わりません。

日本の子持ち親達の自由度の低さ、子供と子持ち親に対する世間の不寛容さ、社会が責任を共有する意識の低さ、全てが子供のいじめにつながります。子供を殺しているのは無知な大人です。