多少耳を引きちぎる話

ネットで拾った一言いいたいネタを吐き出すブログ

日本人という宗教

様々な国籍の人と交流して気づいたのですが、アニメや漫画の話には飛びつく割に宗教や政治の話になると逃げだす日本人が多くないでしょうか。日本人が「宗教」「政治」と聞くと毛嫌いする理由、実は日本人自身が安易にカルト宗教にひっかかりやすい体質だから怖れるのかなと思いました。

無宗教だと主張しつつ実は日本教にどっぷりつかっている方は大勢いらっしゃいます。ハーフを雇用や結婚で敬遠したり、広告やゲーム・アニメキャラクターに白人ばかり起用しても人種差別の自覚が無かったり、日本人という集団をまるごと持ち上げて自画自賛してみたり。日本人である前に誰もがただの個人です。ただし他人と対立するリスクを負う勇気の無い人は集団の一員として誰かに受け入れてもらいたがるのでいつまでも一人の自立した個人になれないようです。

 

f:id:bulb37bottle:20190528021553j:plain

 

 信仰内容

 

・アニメ崇拝

現実とかけ離れた漫画やアニメに傾倒し国策にまでしてしまった時点ですでに十分カルト宗教国家だと証明しているようなものです。ディズニーやマーベルやピクサーの方がはるかに世界で成功していますが、アメリカ政府はこれらのコンテンツ輸出をわざわざ国策に取り入れてはいないですよね。

「クールジャパン」、国の予算に頼って発信する時点で競争力の低さが透けて見えます。日本のアニメ・ゲームコンテンツは欧米なら8秒ごとにフェミニストが嚙み付くような内容も少なくないため市場もアジアをメインに移行してるみたいですね。ちなみに「フェミニストが噛みつく」なんて表現をすると日本人なら「女がヒステリックになって騒いでるんだ」と認識されると思いますが、あちらはオタクですら男性が率先して「フィクションにおける極端な女性性の強調は女性のモノ化であり人権侵害である」とか発言します。一方日本のオタクは「二次元最高」だそうです。失礼ながら圧倒的知能差を感じます。

アメリカでは「文化の盗用」など日本人に理解しがたい概念も出てきました。私自身日本のフィクションが文化や思想、風習もろくにリサーチせず安易に外国人キャラクターを登用し現実とはかけ離れている誤ったイメージを助長する傾向は問題だと感じていますが、「文化の盗用」はその考え方を更に発展させたものではないかと思います。今の日本人はその前段階である偏見の存在すら認知できていません。娯楽ひとつとってもますます教育レベルの差は開いていくばかりです。

ネットでゴミのような議論を繰り広げている大人達を反面教師としたのか最近の子供達はなかなか賢いことを言う子が多いです。新興宗教につぎ込む金があるなら子供の教育予算にまわして欲しいものですね。

 

 

・依存と他力本願と思考停止

神でも仏でも妻でも夫でも医者だろうが教師だろうがコンビニのバイト店員だろうが、自分を受け入れて何かをやってくれる「はず」の依存対象を見つけるとすぐにもたれかかり責任を押し付ける、この宗教儀式を見ていると日本人の不満の根源は主に依存なのかなと思わされます。自分の全てを受け入れて褒めて甘やかしてくれる聖者を探し這いずりまわっている人々を見ると心底気色悪いです。そんな都合の良い人間は最初からこの世に存在しません、アニメや漫画の見すぎです。

近年のクールジャパンや日本礼賛番組の真実は、お世辞もジョークも皮肉も全て真に受ける日本人がほんの少し外国人達に褒められて舞い上がってしまった結果ではないでしょうか。間近で見ていると鬱陶しいですが遠くから見ると何でもない一言に一喜一憂するところが可愛らしく思えてきます。中国はアメリカを追い越そうとテクノロジーでも経済でも資源確保でも躍起になり西洋社会に挑戦状を叩きつけている一方、日本は西洋からお褒めの言葉を頂くのに必死のようです。

本当は現状に不満だけど自分は非難に晒されたくないのでいつか誰がが自分の代わりに考えて答えを出し自分を代弁して世の中を変えてくれると信じている、無駄な残業時間に反比例する生産性もまさしく思考停止と他力本願精神によって支えられてきたものでしょう。

 

・宗教は多神教だが教育は一神教

「日本は様々な宗教を受け入れる素晴らしい国だ」と自画自賛している人をたまに見かけます。実際はただ宗教に関して無知なためどこで誰が何を信仰しようが無関心なだけです。「宗教無知」というと宗派や礼拝方法の話をさも「自分は宗教について知識がある」とでも言うかのように話し始める日本人がいますが問題はそこではなく実際信仰している人達がどのような信念に従って生きているかです。宗教問題を引き起こしているのは宗教そのものではなくそれを信仰する人々、その地域の人権・貧困・格差です、信仰の程度も人によって異なるため直接信者達と話す機会がなければ何もわかりません。常に経験は知識に勝ります、いい加減この基本事項くらい覚えましょう。

ところで日本は多神教だと主張する割には、特定のやり方・考え方・価値観が全員に適用される唯一の正解だと思い込んでいる人がどうも多いです。正解はあってないようなもので人によって何が最も適するかは違います。ネットでいくらでも情報を共有できる時代に突入してもなお正解が一つだけと妄信している人々をしょっちゅう見かけます。

これは確実に教育に原因があります。教師の仕事が多すぎて生徒一人一人まで目が届かず個性を尊重した教育は不可能なため、義務教育で生徒一人一人に別々の回答が許される科目が存在しません。つまり個性の許されない教育です。親達も洗脳されているので学校での評価を気にしすぎて家庭での人格・個性を尊重した教育をないがしろにしがちなのが現状です。

自分で自分がどういう人間なのか理解していないのに他人に自分をわかって欲しいと主張する日本人が妙に多い原因も同様だと思います。他国だと文化的に個人の主張やそれに伴う多少の対立は当然のものとして受け入れられていたり、自分で考えて意見を述べ実行する力を学校で教えるため自己分析力が自然と身についています。

日本人は「わかってもらう」以前にわかってもらうための説明が致命的に下手で何を言いたいのかわからないことがしばしばです。己を知らなければ他人は理解できませんし深いコミュニケーションも取れません。日本人の話はつまらないと言われる理由も自己分析力の低さから来ていると思います。

教育に関してはドイツやオランダでかなり進んだ方針が取り入れられていますので私が提案するまでもありません。

blog.share-wis.com

www.blog.crn.or.jp

これらはほんの少しの例に過ぎないので関心があれば調べてください。関心の無い人が多いから今の日本なんだと思いますが。

日本は経済が発展している割に教育予算が少ない事でも際立っています、さて一体どこに金を使っているのでしょうね。

 

 

・「日本人」である自分にうぬぼれる

妄想の中で日本を神格化し「日本人である自分はなんて素晴らしい存在なんだろう」と狂気じみた自信のつけ方を実践している信者が多くいらっしゃいます。よく考えてください、G7で周辺3か国に領土を侵食されているような危機管理能力の低い腰抜け国家は日本の他にいません。日本がG7に名を連ねている理由はただ西洋諸国間の衝突を回避する緩衝材として利用されているだけでは無いでしょうか、これが中国や韓国なら大人しく緩衝材として収まっているなんてありえませんからね。

アジア唯一のG7であるからにはアジアの中で最も発展した国であるはずだが子供の人権も女性の人権も欧米に到底追いつかない、アジアのトップがこのザマなら他のアジア諸国などたかが知れているとアジア全体が見下げられる原因を作っているのも日本です。ジェンダーやビジネスに関する価値観なら中国の都市部や華僑が多い一部の東南アジア諸国の方が進んでいるくらいなのですがね。これがアジアで唯一欧米と肩を並べていると自任している日本の現実です。

 

 

・政治の話はタブー 

例えばアメリカの州議会議員が選挙カーに乗って名前を連呼しようものなら米国史上最高の奇行マヌケ政治家として珍ニュースに取り上げられると思われますが、日本の政治家はどんなにマヌケな真似をしても誰もツッコミを入れてくれないようです。

名前を連呼するだけで投票してもらえる時点で一種の新興宗教のようなものです。まるで特定の政党を異教であるかのように敵視してまともなお話ができない方もいらっしゃいます。カルト信者のような連中が熱心にネガティブキャンペーンと言う名の布教活動に勤しんでいるのも人々を政治から遠ざけている一因かもしれません。

日本人は以心伝心だったという都市伝説がいつできあがったのか知りませんが、政治家達は今日もお互いの視点の共有という基本事項すら放棄して足を引っ張りあうコントを繰り広げています。タブーというよりは愉快ですね。国のトップ集団がこれですからそれより下は言わずもがなです。

 

 

・子供の権利より先に成人男性が権利を主張し始める

男性保育士のおむつ替えの是非がよく話題になっているようですが、ジェンダーギャップ指数トップの各先進国ですら「男性保育士は女児のおむつ替えをすべきでない」という保護者からのクレームは当たり前、各園保育現場における男女平等よりも保護者の意見を優先して対応しています。英語圏では小学校から高校まで男性教諭が女子生徒に触れるだけでも性犯罪になり、女子児童が暴れ出しても男性教師は止めに入れないので常に女性教師を配置しているクラスもあります。

この記事のように冤罪でも男性教師は解雇され新しい就職先を探すことになります。髪をなでるだけでも性犯罪と認識されているのもわかりますね。

news.biglobe.ne.jp

これらの先進国は児童に「家族や知り合いにこういうことをされているなら犯罪・虐待」と学校できちんと教育し児童が自ら告発できる環境を整えていて、実際に児童が「これは虐待であり犯罪なんだ」と気づき教師に報告し通報に至るケースもあります。

児童が性犯罪に巻き込まれる事件が一件でも報道される度に社会が大激怒し法改正した結果このような体制が整えられたのです。日本で児童が性犯罪の被害者になる事件、もうどれだけ起きました?それで少しでも法が変わりましたか?児童が一人被害に遭う度に大勢の大人が責任を感じ一人でも被害児童を減らそうと動いたからこそ厳しく法が改正されてきたのが欧米です。日本の大人、今なにやってます?

金はあるのに半世紀遅れの教育を受けさせ、犯罪に巻き込まれているのに誰も守ろうとしない、大人が自分のことしか考えず子供を大切にできない国に少子化対策は要りません

政治家が「子供を産め」と言うのは税収が減るからであってそれ以上のことは何も考えておりませんので安心してください。「みんながこう言ってるからこれが正しいんだ」と思考停止に陥りがちなのは日本人の悪い癖です。

子供を救うためのロクなサポートも人権も与えていないが大人の男性の人権だけは声高に叫び出すのは日本独特ですね。痴漢の被害者などほとんどが10代の未成年女性(特に制服を着ている学生が集中的に狙われます)ですが学校でも家庭でも「これは犯罪だから通報するように」などとは教育されていないので本人達もどうしていいのかわからず人権は見過ごされたままです。そもそも子供だけの力で大人の加害者を警察に突き出すなど現実的ではありません。女性専用車両だけでなく「未成年専用車両」も作って世界に恥でもさらけ出しますか?

最近になって、過去に性犯罪被害を受け誰にも言えないまま一人で抱え込んできた人達が利用できる相談窓口が整備されてきましたが相談内容の多くが「子供の頃に受けた性犯罪」です。つまり児童に対する性犯罪は大量に起きているのに犯人は捕まってこなかったということです。

要するに大人が子供を保護する責任を放棄している国なのです。男性向け週刊誌に「未成年を連れ出しできるJKカフェ特集」など掲載しようものなら欧米では一瞬で大炎上し出版社ごと潰されますが日本では当たり前のごとく規制も無いようです。

成人男性の女子児童に対する欲望が丸出し無法地帯、どう考えても男性保育士の採用よりこちらを先に対処すべきではないでしょうか。裁かれるべき人間が規制されていないのに男性の権利だけさらに拡大しようとするとはこの国の連中は色ボケにもほどがあります。宗教にどっぷり浸かりすぎていて発想が全体的におかしいです。

 

 

・女が男に尽くすという美徳

いまだに「男を立てろ」という時代錯誤がネットに散見されるのには本気で驚かされます。日本から一歩外に出れば実感します、今時女でも就職して自立しているのに女に立ててもらわないと立てない男ほど惨めでダサい男はいません。美徳ではなく悪習です。妻(というよりはママ)に弁当を作ってもらう習慣も日本のみです、海外では専業主婦でも子供の分しか作りません。まだ洗脳されている女性の皆様は苦労して尽くしてわざわざ世界一ダサい男を育て上げ一体何がしたいんでしょうか、観葉植物でも育てた方がまだ環境に貢献できます。

 こちらの観葉植物なんかはちょうど日本人男性の平均身長サイズですよ。

水と日光だけで空気中の有害物質を吸収しマイナスイオン濃度を上昇させカビやバクテリアの抑制、温熱環境調節、リラックス・ストレス軽減効果までもたらしてくれるそうです。

毎回フォローするの面倒なんですが一応大半の日本人男性はまともだと思っています、かといって自分の正義や道徳に基づいた信念のために戦うような国民性ではないのでまともというか、ただの無害ですね。非難やリスクを覚悟で戦う男性も稀にいますが、今のところはむしろ男性が女性と子供を攻撃している構図の方が良く見ます。ついでに老人達のこともまるで税金泥棒みたいに罵って攻撃する人をたまに見かけますけど、今の老人達が戦後何十年も必死に日本を支えてきてくれたおかげで我々は現在の豊かな生活水準を享受できるのです。文句あるなら無人島行きましょう。弱い立場の人を攻撃し、強い権威には跪く、あっぱれクズの鑑といったところですね。

女性に対する攻撃といえば、イギリスでとある有名人の男性がSNSに自分の画像を投稿していたのですが女性ユーザー達から「細すぎだろもっと鍛えろ」という非難コメントが寄せられていました。日本だと男性ユーザー達が女性に対して「太ったなもっと痩せろ」とコメントしていたりしますよね。こんなところまで東西で価値観が逆なのかと思うと興味深いです。この人達をネットで喧嘩させたら面白いかもしれません、メンタルの強度的に日本の男性は即死する気がしますが。

男性の体格にはケチをつける一方、欧米では今や見ず知らずの女性に路上で「かわいいね」なんてお褒めの言葉をかけてもセクシャルハラスメントに該当します。男性達がつい昨日までマナーとして教育され義務を感じ、女性側もそのように要求してきたことが突然否定され性犯罪に認定されるようになったのでしどろもどろで右往左往し振り回されている屈強な欧米男達を見ているとなんだか微笑ましくなります。女性の価値観の変化と共に目まぐるしく変化していく社会ルール、男性は常に注意を払い最新の情報をチェックし続けなければ一瞬で警察に連行です。日本の中年男性など女性が避けているのにわざとぶつかっていく奴がいても条例違反になりませんから「かわいい」と声をかけただけでもセクハラになる欧米とはえらい違いですね。ちなみに日本人男性が女性にぶつかっていく動画を見て「まずぶつかること自体あり得ないがなんで女性を助ける男がいないんだ?」という欧米人達のコメントも複数ついていました。こうして今日も日本の男性の悪評が世界に広まっていくのです。

 

 

 ・大人の責任、みんなで逃げれば怖くない

社会の一員でありながら社会問題の責任から逃れる理由を正当化しようとぐだぐだと言い訳をネットに垂れ流し自分に賛同してくれるお友達探しに余念がない一部の大人達は、そもそも自分自身の問題と向き合う能力が無いので社会問題に向き合うのは不可能です。わざわざ「社会に対して無責任のまま社会に居座り続けることを認めて賛同して必要としてください」と言い訳垂れ流さなくていいので逃げたいなら黙って勝手に逃げてください。前進する人達の足手まといにさえならなければそれでいいです。

「世の中は犯罪も減りどんどんよくなってるんだから自分は頑張らなくてもOK」こんな主張を正当化する連中が増えたら社会は停滞します。日本が停滞している間に他の国はどんどん成長しています。一番悲惨なのは逃げた大人達が置き去りにしていった責任を背負わされる子供達の世代です。日本を停滞させるつもりなら子供は絶対に増やさないようにしましょう、それが大人として最低限の責任です。

 

 

 ネットで視界に入ってイラついたネタをさんざん記事にしてストレス解消してきましたが今回の記事で大体言いたいことは言い切った気がします。今後はもっと有益なことに時間を使いたいです。