多少耳を引きちぎる話

ネットで拾った一言いいたいネタを吐き出すブログ

現代の「少子化」とは人類が正常な哺乳類に戻ることを意味する

有性生殖の場合メスは交尾するオスを絞ります(昆虫類・魚類・爬虫類・鳥類ではメスだけで繁殖できる種も確認されています)。全てのメスが繁殖したとしても繁殖できないオスは必ず一定数存在するわけです。こうしてオスが選ばれることによって淘汰され大型化していく種もあります。

 

オランダの平均身長が過去150年以内に急に20㎝も伸びた理由は、近年の研究により食糧事情ではなく「女性がより背の高い男性を好む傾向が強く背の低い男性が淘汰されていったため」で普通の身長の女性と身長の高い男性の組み合わせのカップルはより多く子供を産んでいるとわかりました。

つまりここ20年の間平均身長の伸びが止まってしまっている日本人もかなり淘汰すれば平均身長が上昇していく可能性があるわけです。ネットで「日本人の平均身長が低いのは母親がきちんとメニューを考えて食べさせないからだ」とほざく連中をたまに見かけるのですが、そんなに淘汰されたいですか?なおオランダでは父親も料理を作るので文句つけるなら自分が作れば済む話です。

「男性は労働時間が長いから家事ができない」以前に「労働時間の長さだけはトップなのに生産性はG7で最下位、先進国平均以下」の事実から対処していくべきでしょう。日本人は自分の生活を捨ててまで金にならないサービスに時間をかけているということになります。日本人男性は「夜中まで仕事をやって家事までやるなんて死ねといっているようなもの」(実際やっている女性を数人知ってますが彼女らは全くそんな弱音は吐いていません)外国人は「予定時間内に終わるよう業務改善と現実的な計画ができていない時点で無能」、発想の違いに驚かされます。日本人っていつから脳味噌なくなったんですか?欧米どころかアジア諸国でもとっくに効率的な労働システムという点では抜かれています。仕事の進め方教えてもらいに中国かマレーシアへ研修でも行った方がいいのでは?

 

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さて、話が大幅に逸れてしまいましたが本題に戻ります。

 

自然淘汰について

 

別の記事でも何度か述べていますが男性の方が先天的能力の個体差にバラつきが出ます。評価されている学者は男性ばかりかと思えば世界中どこもパンク状態の刑務所はほぼ男性が占めています。男性はIQにも個体差が顕著に現れます。つまり男性に生まれるのは一種の博打なのです。※日本では女性の外見と若さが重要視されるため女性も博打みたいな風潮がありますが他の先進国ではショービジネスの世界でもない限りそうでもないです。

 

男性にとって女性は9割が恋愛対象、女性にとって男性は1割が恋愛対象なんて話を聞きますが、じゃあ我々が哺乳類として完全に自然な恋愛市場に戻った時に1割のオスしかメスを獲得できないかというとそうではありません。女性の男性に対する好みはかなり個体差があるからです。男性は見た目がそこそこで無難な性格の女性なら誰でもいいという人が多いでしょうが女性は相手と共有できる繊細なフィーリングを大事にします。これは多様性が種の保存に大きく貢献していることと関係あるでしょう。

 

なお日本でもアメリカでも「女性の方が男性よりも離婚したがる傾向が強い」という調査結果が出ており、女性側で一番多い理由が「夫に与えられた精神的苦痛(日本では「性格の不一致」)」、すなわち男性は気づかないうちに女性を不快にしているケースが多いということでした。脳の構造上共感能力に差が出るので仕方ないといえば仕方ないです。ちなみに共感力が低いと会話から論点を推測するのが困難になり本来ゴールであるはずの「解決策」への道筋がズレていわゆる話がかみ合わないという状態が起こります。男性は問題にぶつかると真剣に考えるよりは別のことで気を紛らわそうとする傾向もパートナーの女性をイライラさせるようです。

 

 哺乳類の多くは一夫多妻制を採用しており、優秀なオス程多くのメスを獲得して優秀な遺伝子が優先的に残されていきます。欧州では結婚・離婚手続きが面倒なため同棲を支援する制度が整っている上に、シングルマザーは手厚い社会保障制度によって一生母子の衣食住を保障されます。イギリスではこの保障を目当てに「女は子供さえ産んじゃえば働かなくてオッケー」ということで安易に子供を産んでしまう10代女子の増加が問題になっているくらいです。男性は特定の関係に一生縛られることなく、シングルマザーは生活を保障され安定して暮らしていける、まさに他の哺乳類と性淘汰システムが近づいてきていると言えます。

 

動物はメスもオスも経済力は関係ありません。みんな自分の飯は自分で確保できます。しかし人類は男性優位の社会を作りあげ男性がいなければ女性は暮らしていけない状況に追い込むことで不要な遺伝子まで受け継いできてしまったようです。おそらく男性が根源的に持っている劣等感は自分達の遺伝子が博打であることを無意識に理解しているからではないでしょうか。劣等感が強ければ強い程優位に見せたがります。動物は感情を隠す必要がないから性が平等なのです。

 

感情と言えば「男は泣くなと言い聞かされて育てられる」と聞きますが私の兄は特に何も言われませんでしたしギャンギャン泣いてよく医者や親に迷惑をかけていたので私は一切泣きませんでした。「男は泣くな」というのは男性社会が自ら男性の優位性を誇張するために創り上げた社会的メッセージであり、女性からのメッセージではないと思うのですが女性の皆様はどう思いますか。正直どうでもよくね?男性の方がストレスに弱い事は心理学・脳科学の分野で証明されてるので今更隠しても無駄なんですよ。

少なくとも愛するパートナーであれば感情を共有したいという女性の方が多いと思うので我慢するくらいなら泣いて欲しいのではないでしょうか。駄々をこねて泣くようなら幼児が一人増えただけなので論外ですが。

 

動物はオスがメスを守り子育てに貢献する種を除いて繁殖期が終わればオスは追い払われ用無しになります。ネットでは「日本の女は子供が生まれると女をやめる」とまことしやかに言われています。しかし実際は「日本は労働時間の長さと労働生産性の低さ=オスが恐ろしく餌を取る効率が悪く下手くそなのでメスが子供だけでなくオスのお世話までしなければならない」が真実なのです。欧米諸国の離婚率が高い理由はメスはこういうオスと即手を切るからです。家の手伝いをしないなら家事が一人分増えるだけであり、さっさと離婚して養育費だけ払わせておく方が効率がいいのです。

 

 

 

 ・出生率と経済発展について

 

 日本のように教育現場でただ従順なだけの独自性・創造性を持たない子供を大量生産したところで将来的に日本経済には何の利益ももたらしません。これからの経済発展に必要とされるのは少数精鋭の創造力ある人間と命令された業務を完璧に素早くこなす人工知能やロボットです。「数字」で評価できるもの、「勝敗」という0か1の二進数で結果が決まるものは今後コンピュータの領域になります。すでに将棋やチェスでは人間はコンピュータに負けました。点数で評価される典型例としては学校のテストが挙げられますが、暗記や計算ではとっくの大昔に人間はコンピュータに敗退しています。人工知能の発達に伴い人間の存在意義に関わる価値観を大きく変えていく必要があるのは明白なのですが、少なくとも日本は明らかにその準備ができていません。このままだと若年自殺者も順調に増え続けるでしょうね。子供を殺す教育をしているからです。

なお人工知能の分野は現在中国とアメリカがトップであり中国はアメリカを抜く勢い、日本は今の調子ではもう足元にすらたどり着けないであろうと予測されています。

 

少子化少子化と騒いで無駄に子供を増やしてもこれからは失業者が増えるだけであり、増える高齢者を支えるどころか国は失業者の面倒まで見なければならなくなります。そもそも現代の地球上の人口を維持し続けたら近い未来に我々の大量消費社会は悲惨な終焉を迎えます。国家予算を使って集団自殺の仲間を増やすことが目的ならもう何も言うことはありません。

 

環境破壊を進めているのは今急速に人口が増えている途上国より大量消費が加速している経済国です。ネットで人気の動画を見れば次々に新商品を買っては紹介し購買意欲を促進しています。日本は今の視野の狭さと教育レベルをこのまま放置しておけば順調に経済が破たんしていきますので将来は質素な生活を送り環境への負担が軽減すること間違いなしですが、経済国が今の生活水準を維持するためには率先的に人口を減らさなければ地球の寿命をすり減らすだけです。いつか科学が進歩して全て解決してくれるなんてありえません。科学によって食糧生産力は向上したはずなのに、飢餓人口は増える一方です。

 

個人の意見としては愛情と保護を必要としている孤児が世界中に溢れているのにまた新しい子供を作ってその子だけを愛すのは後ろめたさがあります。これは殺処分されるペットの問題も同じです。他の子供や動物が犠牲になってでも自分専用の新しいオモチャが欲しいということになります。別に自分達の子供を持つ夫婦を批判する気はありません。本物の愛情の元に生まれ育つならそれは生命の本質ですし素晴らしいことです。ただ毎日どこかで子供がゴミのように捨てられていく社会で自分だけの幸せを選択していいのか躊躇する人間は増えています。

孤児に関してはやはり子供は血縁者に育てられなければ根本的な自身の存在価値に疑いを持つようで、生半可な気持ちで育てられるものではなく他人ではどうにもできないところもあります。だからこそ親が子供を手放さなくて済むようサポートして行ける社会が必要だと思います。子供だけに焦点をあてるのではなく親たちもサポートできる社会です。

 

※この手の話になると「モテない男性も愛情に飢えてるんだからサポートする社会にして」という男性が湧くのですが、人生において恋愛はオプショナルなイベントであり生命に関わるものではありません。「パートナーさえいれば自分の人生は改善されるはず」という連中を男女共に見かけます。しかし誰かが現れて自分を変えてくれると思っている限りあなた方の人生は一生改善されないことは知識として頭に入れておきましょう。人類に発展をもたらすのは自立した者同士のカップルであって依存者同士が結ばれても不幸な子どもが生まれ家庭崩壊を招くだけです。責任をなすりつける他人を探し回る前に自分と向き合うことをおすすめします。