多少耳を引きちぎる話

ネットで拾った一言いいたいネタを吐き出すブログ

過剰なトランプ批判の裏に隠れる大衆の無責任さ

ニーチェは人は話の内容そのものより相手の言い方に反感を抱いてるのだと言いました。
 

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ブッシュ政権下で「悪の枢軸国、制裁を加えるべき国はどこだと思いますか?」という趣旨の街頭インタビューが行われた時米国民は様々な国の名前を挙げました。この人達はその国のことをよく知らないのにも関わらず、です。
他国を一方的に悪と決めつけることは傲慢で歪んだ正義感に他なりません。世界で一番兵器を保有して実際海外に出向いて民間人軍関係者問わず殺し続けてきたアメリカですが、トランプはその警察ごっこをやめると言っています。

そもそも今までやってきたのは警察ではなくカツアゲです。例えば「特定の少数派を保護するため」との名目で爆撃に出向くこともありますが、少数派弾圧なんて中国のやってることの方が酷いですし世界中いくらでも存在するのに、何故米国が狙うのは中東、いや「石油の豊富な地域」だけなのでしょうか。

ついこないだも米国が爆撃に行った直後原油価格が急落、ロシア経済を圧迫しました。民族保護なんか実はどうでもいいのです。ロシアに対する経済制裁の一環ですから。

さてトランプの大統領令で物議を醸している「移民制限」
今まで米国は何をやっていたかもう一度考えてみましょう。テロが起きた時何をしていましたか?

どこかの国の宗教組織をたとえ無関係のでっち上げであったとしても突き止め(たフリをし)、その国を爆撃していました。空爆だから民間人関係無しです。学校誤爆なんて当たり前(基本的に米国軍は米国軍以外のものなら何でも誤爆します。味方のイギリス軍もです)。自分達はどれだけ他国の子供達を殺してきたか知りませんが、アメリカで白人の子供が巻き込まれる銃乱射事件などが起きると「同情してくれ」と言わんばかりにニュースで世界中に報道すような一面もあります。

少なくともトランプは徹底的にテロを防ごうという意志でいるのです。これまでのテロが起こって米国人が死に、報復に出向いて米国の兵士が死に、報復される国の民間人も兵士も死に、多くの人が住む家も失うことと、ほんの少し入国制限して多少不便ではあるが誰も死なないのとどっちが良いのでしょうか。

反対している人達はこれまでの殺し合いの状況から少しでも脱却できる術を知っているのか?少しでも一歩踏み出す方法を考えたことがありますか?

今まで傲慢な正義の元に何百万もの見知らぬ人達をさんざん殺してきたのは、自分達の無関心と無知による選択だったと気づかないのでしょうか。